メディア

文学作品を通して「人間とは何か」を考える。「ハンセン病文学」をテーマにビブリオバトルが開催

ビブリオバトルは読書界の「スポーツ」 「ビブリオバトル」という、本の紹介コミュニケーションゲームを知っているだろうか。参加者が各自「面白い」と思った本を持ち寄り、1人5分間で内容をプレゼンする。その後2~3分間の質疑応答が行われ、最終投票では「…

クックパッドが仕掛ける「ダイエットビジネス」は成功するか

若い女性の8割が使うという巨大なレシピサイト「クックパッド」が、5月20日、ついに(?)ダイエットビジネスを始めました。管理栄養士の個別指導でダイエットできるとうたう「クックパッド ダイエット」。カロリーの高そうなスイーツレシピもたくさん載…

1記事150円で書くライターと、媒体価値の上がらないWebメディア

「フリーライターでは食えない」という話は、ネットでもリアルでも、よく聞きます。(最近話題になったところでいえば、Web記事原稿料「一文字0.1円」ってマジすか……など)nanapiやネタりかをはじめ、メンジョイ、ハウコレ、Peachy、WooRisなどなど、ハウツ…

「他人をひがむ」芸風はとっても、ウケがいい

ジャーナリスト、千葉敦子さんによる日本文化論『ちょっとおかしいぞ、日本人』(1985)の中に、面白い指摘があります。「男も女も、すぐ僻む(ひがむ)」という章で、日本人は何かにつけ、他人をひがむというんですね。 僻み根性というのは、日本人の最も得…

「女性の貧困」をエンターテイメントにするな

「NHKスペシャル 調査報告 女性たちの貧困~"新たな連鎖"の衝撃~」が話題になりましたね。今年1月に放送されたクローズアップ現代「あしたが見えない」にも、大きな反響があったようです。このように最近、若い女性が極貧状態で暮らしている、そういう女性…

40年前のあさま山荘事件にみる、テレビの「現実」

日経新聞が、72年の「あさま山荘事件」について大きく取り上げていました。 映像の力 報道変える「1億総観戦」あさま山荘の戦場 ~警察、世論意識しメディア対策~(有料会員限定の記事です) 「あさま山荘事件」を新聞社が振り返るとき、それはたいてい「…

『小悪魔ageha』のDNAはギャルの垣根をこえて、新雑誌『LARME』に受け継がれていた

『小悪魔ageha』の版元、インフォレスト社が倒産しました。キャバ嬢ファッションのみならず、ロリータやガーリー系、パンクファッションまでを包括し、広くギャルカルチャーを牽引してきた『ageha』。しばらくは休刊になるかもしれません。 しかし!『ageha…

『小悪魔ageha』の版元が倒産へ、全盛期から何が変わったのか

『小悪魔ageha』のインフォレストパブリッシングの親会社、インフォレスト社が、事実上の倒産となりましたね。数社が報じていますが、ソースはほぼこちら。 雑誌「小悪魔ageha」など出版 インフォレスト株式会社 4月15日付で事業停止 負債30億円(大型倒産速…

「ああはなりたくない」と思った2種類の女について

「12人の優しい日本人」という映画が好きで、大学の頃から今までに20回以上みています。「もし日本に陪審員制度があったら」という設定のもと、陪審員として集められた "12人の日本人" が議論をするさまを、コミカルに描いた名作*1。今回は、そこに登場…

大島優子(25)の卒業と安室・あゆ・宇多田の25才

AKBの大島優子さん(25)が、6月2日の劇場公演をもって同グループを「卒業」しますね*1。30日には国立競技場で予定されていた卒業セレモニーが荒天のため中止となり、ファンの前で謝る大島優子の姿が芸能ニュースで取り上げられました*2。 25才というのは女性…

30年前の電通マンや企業トップの仕事術にみる「古くささ」と普遍性

今から45年も前のベストセラー、『知的生産の技術』(梅棹忠夫、岩波新書、1969年)。今さら私が言うのもナンですが、“これからはモノをつくる「物的生産」に対して、情報を生み出す「知的生産」の時代だ” との前提に基づく良著です。 知的生産の技術 (岩波…

BLOGOSの記事ランキング1位取ったが、キャバ嬢のランキングと似ているかも

私のブログ(コスプレで女やってますけど)が、BLOGOSにも載るようになって5ヶ月ほど経ちました。実は今回、27日に公開した「羽生結弦選手に『夢』を託すけど、若者から搾取するおじさんメディア」を多くの方に読んで頂くことができ、Webメディアに詳しい知…

クックパッドの無料会員に機能制限!課金ビジネスへの移行とユーザーの反応

日本最大のレシピサイト「クックパッド」が、月額300円のプレミアム会員を本気で増やしにかかっているようです。 若い女性の8割(!?)が使う、レシピ160万件の巨大サイト クックパッドは20~30代女性の8~9割が利用しているという巨大なレシピ投稿サイトで…

「#グラドル自画撮り部」が流行った理由

「グラドル自画撮り部」なるものが話題を集めていますね。 男子必見?!倉持由香さんが提唱した #グラドル自画撮り部 というハッシュタグが話題 グラビアの新トレンド!! #グラドル自画撮り部 が熱い! - NAVER まとめ グラドルたちが次々に、自撮り写メをTwi…

大島優子の卒業と「AKBブラック企業説」

紅白歌合戦で、AKBの大島優子さんが卒業を発表し話題になりましたね。 AKB大島優子、紅白で卒業発表(Yahoo!ニュース) 現在25歳の彼女は子役時代を含め「下積み」が長く、AKBのエースになってからも地道に努力を重ねてきた"頑張り屋さん"イメージが強いよ…

AneCanにみる、「夢」でつながるアラサー女性

先日発売された『AneCan』1月号が、ちょっとした自己啓発書のようになっています。 「なりたい自分になろう!」「夢を叶える」「野望」…とにかくアツいです。「お金持ちになる」「◯日で幸せになる」など、「~になる」というのは、自己啓発書のタイトルでよ…

「ぽっちゃりブーム」でもオンナは痩せ続ける

どうも世の中、「ぽっちゃり」ブームのようです。 発端は2010年。『an-an』の「いまポッチャリさんが大人気」特集です。当時はまだ「小特集」止まりでした。 ところが今年の7月、『Cancam』の表紙にデカデカと『この夏、ぷに子がかわいい理由』の文字が踊り…

アラフォー向けファッション誌がやたらと元気な件について

2013年10月17日現在。 朝日新聞デジタルのトップ画面には大々的に、とある広告が打たれていました。 【新雑誌創刊!好景気回復!?バブルを経験した女性達『GOLD世代』が熱い!!」】 どうやらまた、バブル世代向けの女性ファッション誌が創刊されたようです…

AV女優の主体性

ヘテロの女が、男性向けAVを男性と同じ目線で見ることは難しい。 女である自分は、AVに出てくる女性をどうしても自分と重ね合わせて見てしまう。そして彼女たちの扱われ方に、ちょっと落ち込む(だったら見るなと言われそうだが、この記事を書くため、改めて…