ブログ移転いたしました。

北条かやの「コスプレで女やってますけど」は移転しました。 ******* 新しいURLは下記です。 http://lineblog.me/kaya_hojo/ == これまでのはてなブログも残しておりますので、 引き続き、北条かやをどうぞ、よろしくお願いいたします! ※お仕事のご依…

経済的損失は約3兆円~ 「6人に1人」の貧困の放置で起こること

「貧困家庭のお子さんを見ていると、勉強が『分からない』という経験が重なり、学校生活のなかでどんどん劣等感を募らせていくのが分かるんです」 先日、石川県のとある温泉街で、貧困世帯の学習支援を手掛ける女性(Aさん、50代)にインタビューした。彼女…

文学作品を通して「人間とは何か」を考える。「ハンセン病文学」をテーマにビブリオバトルが開催

ビブリオバトルは読書界の「スポーツ」 「ビブリオバトル」という、本の紹介コミュニケーションゲームを知っているだろうか。参加者が各自「面白い」と思った本を持ち寄り、1人5分間で内容をプレゼンする。その後2~3分間の質疑応答が行われ、最終投票では「…

もう結論は出ている。「施設」と「家庭」どちらで育つのが子どもにとって最適か。

「私は逆に、皆さんに問いかけたい。なぜ多くの人は、幼い子どもたちが深刻な状況に置かれていることに、これほど無関心でいられるのかと。“baby” という単語を思い浮かべてみて下さい。笑顔にあふれた、愛情いっぱいの環境にいる赤ちゃんのイメージが浮かぶ…

小5で「赤ちゃんできた」子も……「妊娠SOS窓口」がつないできた“命のバトン”

「最も幼い妊婦さんは、小学校5年生でした」 「相談者のうち、20代が45%を占めていますが、10代も20%。職業別では、学生さんが26%と4人に1人、無職の方が36%です。最も幼い妊婦さんは、小学校5年生でした……」 会場が息を呑む。 「24時間体制で受け付けて…

日本の上位6%、富裕層女性が1ヶ月に自由に使うお金「20万円以上」が最多

1ヶ月間で自由に使うお金は、一般女性の93.3%が「5万円未満」であるのに対し、富裕層の女性では、27.5%が「20万円以上」を使うことができ、「上限なし」も16.8%いる――。こんな調査結果が、電通とハースト婦人画報社の調査で明らかになった。 日本の富裕層…

「親に恵まれない子供たちには “箱モノ”ではなく、ケアを担う“ヒト”への投資こそ必要~「ハリー・ポッター」原作者が設立したNGO「ルーモス」が目指すもの~

ヒット作「ハリー・ポッター」の作者が立ち上げた国際的NGOを設立 「ハリー・ポッター」シリーズといえば、イギリスの作家J・K・ローリングによる児童文学の大ベストセラー。全世界で翻訳され、販売数は数億部にのぼる。世界各国で販売される関連グッズや映…

パラリンピックの成功は、ノーマライゼーションを進める絶好のチャンス。厳しい環境下でメダル獲得を目指すパラリンピアンたちを支援する組織が発足!

資金難から手弁当で大会に出場するパラリンピアン 2020年の東京五輪へ向けた関心が、日々高まっている。が、ニュースを見ていると、「新国立競技場は完成するのか?」や、体操、水泳など、日本が伝統的に「強い」といわれる競技の注目選手などの話題が中心だ…

『整形した女は幸せになっているのか』(星海社新書)発売と、発売記念イベントのお知らせ

5月25日(月)に、星海社より『整形した女は幸せになっているのか』が刊行されることになりました。 (2章まで試し読みができます。こちらから。Amazonはこちらです→ キャバ嬢の社会学 (星海社新書)) 以下、本書で行った”元祖美魔女”、作家の中村うさぎさん…

「誰にも相談できず、一人で出産する」母親を救うために、全国で広がる「妊娠SOS」ネットワークづくり

虐待死で最も多いのは0歳0ヶ月0日の赤ちゃん、背景に「望まない妊娠・出産」 「ひとりで悩んでいませんか?」「思いがけない妊娠でお悩みの方に~妊娠SOS~」。ショッピングセンターの女性トイレや、自治体の窓口に、こんな小さなカードが置いてあるのを見か…

15年は「養子縁組」「ナースの起業」に注力 日本財団は莫大な資金源を「社会貢献」にどう活かすか

ボートレースからの収入が270億円超 ご縁があり、たびたび「日本財団」の取材をさせて頂いている。共働き家庭の家事分担を考えるイベントや、障害者たちのアート作品展示、ハンセン病差別をなくすためのグローバルアピールなど、いくつか見てきた中で、「日…

ハンセン病差別によって埋もれた作家「北條民雄」が描いた「“いのち”として存在させられるということ」

「人間ではありませんよ。生命です。生命そのもの、いのちそのものなんです。僕の言うこと、解ってくれますか、尾田さん。あの人達(※引用者注:ハンセン病の患者たち)の『人間』はもう死んで亡びてしまったんです。ただ、生命だけがぴくぴくと生きているの…

「売上が震災前まで回復」した被災地企業は、わずか40%。被災地の産業復興に、民間のマーケティングノウハウは活かせるか

東日本大震災の発生から、来年の3月11日で丸4年となる。震災は、岩手・宮城・福島などの地域に大きなダメージを与え、「地方と都市部」の格差をさらに広げてしまった。一方、2014年の東京で、震災の爪あとを目にすることはほとんどなく、被災地への“想像力”…

「親に恵まれない子ども」のうち、9割が施設に。「子どもを社会で育てる」ってそういうことなの?

児童虐待のニュースが相次いでいる。先日は、大阪府茨木市で3歳の長女を衰弱死させたとして、義父(22)と無職の母親(19)が殺人容疑で逮捕された。新潟県では、「娘が泣くのでうざい」と話していたという母親(24)が、3歳の長女を川に落とし殺害したとさ…

「障害者」と「健常者」を、分断から交じり合いへと導くアートの力

みんなと同じだけど、ちょっと違う存在 小学生の頃、クラスに「たっくん」という、知的障害をもった男の子がいた。たっくんは一見、他の子たちと変わらない。体育のときは、みんなと同じように授業を受ける。でも、算数や国語の時間はいない。いつもニコニコ…

「幼い子どもには、保護者の絶対的な愛情が必要」。だが、それは「母親が1人で育児を担うべき」ことと同義ではない

厚労省によると、2012年度に児童相談所が対応した児童虐待の件数は、6万6701件。2000年に「児童虐待防止法」ができる前の、実に5.7倍に増加しています。児童虐待に対する社会の認識が変わってきたということでもありますが、依然として、虐待で死亡する子供…

「一般論なら何を言ってもいい」と信じている人たち~「高齢出産でDNAに傷がつく」発言より~

世の中には、まだまだこういう人たちがいるから、困ったものです。 「晩婚化、健康な子が産まれない」と市長が答弁…富山・滑川 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE) 富山県滑川市の上田昌孝市長が、市議会で「晩婚化と(出産が)遅いほどDNAの傷から、なかなか…

「両立できそうな仕事はないし、大変そう」尻込みする専業主婦たち。彼女たちを労働市場に「連れ戻す」ために必要なものって何だろう。

経済成長のために「女性活用」ムードが盛り上がる昨今。結婚や出産などで“家庭に入った”女性たちに、再び働いてもらおうとの機運も高まっています。そんな女性たちへ向けたイベントが名古屋で開かれると聞き、7月19日(土)、「ママの就活応援フェスタ」(於…

就職することは「残念」なのか~イケダハヤトさんと学生の対話から~

イケダハヤトさんが、就職が決まった学生に対し「残念だ」と繰り返す対談が話題になっています。「就職、ほんとうに残念です」 会社に入るなんてマジでつまらない! イケダハヤト×小川未来【前編】 | 小川未来『就活事変』 | 現代ビジネス [講談社] 「そうか…

モテとは「利他の心」である?

元No.1キャバ嬢で、現在は作家やタレントとして活躍する立花胡桃(たちばな・くるみ)さんのモテテク本『不二子の掟(おきて)』を読んだら「モテとは何か」について考え込み、寝付けませんでした。 よくあるモテ本と少し違うのは、小説形式で「派遣社員の不…

クックパッドが仕掛ける「ダイエットビジネス」は成功するか

若い女性の8割が使うという巨大なレシピサイト「クックパッド」が、5月20日、ついに(?)ダイエットビジネスを始めました。管理栄養士の個別指導でダイエットできるとうたう「クックパッド ダイエット」。カロリーの高そうなスイーツレシピもたくさん載…

1記事150円で書くライターと、媒体価値の上がらないWebメディア

「フリーライターでは食えない」という話は、ネットでもリアルでも、よく聞きます。(最近話題になったところでいえば、Web記事原稿料「一文字0.1円」ってマジすか……など)nanapiやネタりかをはじめ、メンジョイ、ハウコレ、Peachy、WooRisなどなど、ハウツ…

「他人をひがむ」芸風はとっても、ウケがいい

ジャーナリスト、千葉敦子さんによる日本文化論『ちょっとおかしいぞ、日本人』(1985)の中に、面白い指摘があります。「男も女も、すぐ僻む(ひがむ)」という章で、日本人は何かにつけ、他人をひがむというんですね。 僻み根性というのは、日本人の最も得…

「女性の貧困」をエンターテイメントにするな

「NHKスペシャル 調査報告 女性たちの貧困~"新たな連鎖"の衝撃~」が話題になりましたね。今年1月に放送されたクローズアップ現代「あしたが見えない」にも、大きな反響があったようです。このように最近、若い女性が極貧状態で暮らしている、そういう女性…

オバマ大統領の「ほめて隠す」演説テクニック

アメリカの大統領としては18年ぶりに「国賓」として訪日した、オバマ大統領。彼が24日、宮中晩餐会でおこなった挨拶が「素晴らしい」と絶賛されているので、全文を見てみました。(あいさつ全文はこちら) 天皇、皇后両陛下、本日は私ども一行を格別に温…

40年前のあさま山荘事件にみる、テレビの「現実」

日経新聞が、72年の「あさま山荘事件」について大きく取り上げていました。 映像の力 報道変える「1億総観戦」あさま山荘の戦場 ~警察、世論意識しメディア対策~(有料会員限定の記事です) 「あさま山荘事件」を新聞社が振り返るとき、それはたいてい「…

『小悪魔ageha』のDNAはギャルの垣根をこえて、新雑誌『LARME』に受け継がれていた

『小悪魔ageha』の版元、インフォレスト社が倒産しました。キャバ嬢ファッションのみならず、ロリータやガーリー系、パンクファッションまでを包括し、広くギャルカルチャーを牽引してきた『ageha』。しばらくは休刊になるかもしれません。 しかし!『ageha…

『小悪魔ageha』の版元が倒産へ、全盛期から何が変わったのか

『小悪魔ageha』のインフォレストパブリッシングの親会社、インフォレスト社が、事実上の倒産となりましたね。数社が報じていますが、ソースはほぼこちら。 雑誌「小悪魔ageha」など出版 インフォレスト株式会社 4月15日付で事業停止 負債30億円(大型倒産速…

「ああはなりたくない」と思った2種類の女について

「12人の優しい日本人」という映画が好きで、大学の頃から今までに20回以上みています。「もし日本に陪審員制度があったら」という設定のもと、陪審員として集められた "12人の日本人" が議論をするさまを、コミカルに描いた名作*1。今回は、そこに登場…

学生の「アルハラ」、新歓のノリと空気に殺されないで

入学シーズンですね。お花見や新歓コンパに参加する人も増えると思います。一方で毎年、学生の「飲酒事故」が後を絶ちません。(若者を死に追いやる「イッキ飲み」、アルハラを防ぐには?- 北条かや- Yahoo!ニュース) 悲しいことに、コールでの大量飲酒や「…